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巨石崇拝のパワースポット・大甕神社へ [歴史・レトロ・旅行]

最近はどういう訳か体調も気持ちもボロボロ! お抱えの脳外科病院も当てにはならないし・・。(涙)

困った時の神頼みというか気持ちを切り替える為、私好みのパワースポット・大甕(おおみか)神社へ出掛けました。

人気のパワースポット・御岩神社にもしばらく行ってないし、ここは無理しないで近場の大甕神社を選ぶことに。まずは石段を上がって格調ある造りの拝殿を参拝します。

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創建は明らかではありませんが、社伝によれば皇紀元年(紀元前660年)とか。(ホントかなあ?) 背後には「宿魂石」という曰くありげな?大きな岩山が聳え、さらにその裏手は、岩山を削って道路にした国道6号線が「石名坂」を通っています。


古代、この一帯は甕星香々背男(みかぼしのかがせお)と称する星神が支配。神出鬼没のため、さすがの鹿島・香取の軍神も攻め倦んでおりました。そこで二神に替わって、近くの静神社の織物の神・武葉槌神が戦いを挑み、甕星香々背の霊力を巨大な「宿魂石」に封じ込めたという大変ミステリアスな伝説が?! でも織物の神というと優しい感じがするんですけどねえ?

拝殿回廊の羽目板には伝説を裏打ちするように、武葉槌神(上)が甕星香々背男(下)を成敗する勇壮なクライマックスシーンが透かし彫りで表現されており、一見の価値があります。

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拝殿の裏手にある神体石・「宿魂石」を登って本殿に向かいます。参道はゴツゴツした岩だらけ。

この岩の中に「甕星香々背男」という地主神が封じ込められでいるのかと思うと不気味な感じも。( ´∀`)

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勾配がキツイので、半病人の私にはもう大変! 岩場に設けられた鎖に捕まり、更には付近の岩や木の枝に捕まり、ふらふらしながらの難行苦行でした。以前の私だったらもっと楽に登れていたのにねえ。(涙)

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下を見ると、心配で付いてきたチャコさんの姿が見え隠れ。

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頂上の本殿が見えてきました。

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どうにか、こうにか〜健葉槌命の鎮座する本殿に到着できました。

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参拝が終わりましたが、下山コースを下るのも大変でした。

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下山コースを降り切ると、今度は「境界石」という不気味な物体が目の前に〜?!

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別名「縁切石」というそうで、特別な祈願札が無数に貼り付けてありました。

札に印刷された漢字だけの祝詞を音読みすると「ふるべふるべゆらゆらとふるべ」。これって、古代呪術集団「物部一族」に伝わる”布留の鎮魂歌”では?! 白昼、オカルト雑誌「ムー」の世界を垣間見たような不思議な錯覚に囚われ、思わず目眩がしてしまいました。(°▽°)

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境内には色鮮やかな羽を持つ鶏・東天紅4羽が放し飼いにされ、時折鳴き声が境内中に響いておりました。鶏は夜明けに鳴いて時を告げることから、昔の人々は「神の使い」と神聖視したそうで、古い神社ならではの光景でした。

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さらに境内を巡ると、わおぅ〜目の前には真新しい神門が堂々と建っているでは!!

昨年7月に完成したそうですが、ますます神威が増してきましたねえ。

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さらにさらに、神社前の市道の一角には市の有形文化財となっている「泉川道標」が〜!

明和8年(1771年)と言えば、第10代・徳川家治の江戸時代ですが、かつてはこの辺りも交通の要衝だったのでしょうね。

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わずかな時間でしたが、存分に好奇心を満たされた大甕神社巡りとなりました。


そう言えば「大甕」という地名も不思議ですよね? 何か由来があるはずなので、調べてみて下さい。

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