近代美術館「おいしいボタニカル・アート」展へ [展覧会・ギャラリー]
3月に入ってからも寒い日が続いてるので、超寒がりな私は何もする気になれず、日々落ち込むばかり。でもそんな世迷言ばかり言ってられないので、今日は思い切って県近代美術館へ出掛けました。
今はこんな展覧会をやっています。ボタニカル・アートも、ペン淡彩画の親戚みたいなもの?
食卓を彩る野菜から始まって、果物や香辛料、コーヒーやカカオなど、様々な食用植物の植物画がずらりと展示されておりました。作品は英国キュー王立植物園所蔵の18〜19世紀のコレクションだとか。
今でこそ世界中の野菜や果物、香辛料などを自由に食することができますが、当時は入手困難で宝物のように貴重だったはず。そんな先人たちのご苦労を偲びながら、まるで写真のように丁寧に描かれた作品を見て回りました。
撮影OKコーナーにあった果物の作品をご紹介。
さらに2室(右方向)に進むと、展示の雰囲気がまるで様変わり〜?!
「日々の生活を彩る飲み物」ということで、紅茶やコーヒー、カカオなど、当時としてはとても貴重な飲み物やスイーツ類を頂くのに相応しい超豪華な食器類も。この頃からカフェの文化が登場してきたそうな。
圧巻は、こちらの手の込んだテーブルコーディネート。英国上流階級の贅沢な食文化の世界を垣間見るようでした。
会場を出たらこんな看板が?!
展覧会とのコラボ企画をやっていたので、迷わず館内のレストランへ。
「梨のタルト」と「ダージリンティー」を選んで、とても高貴な展覧会を締め括りました。