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「第10回双風展」が始まっています! [展覧会・ギャラリー]

今日は早くも4日目、明日は千秋楽となります。そんな私は2日目と3日目(昨日)の二日間当番をやってきましたで、展示の様子をざっとご紹介しましょう。


一番奥のB、C展示室の前に「双風展」の看板があり、ここから入ると矢島千加の妖しい女の情念を描いた「Prism」「DOLL」シリーズがお出迎え。

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左手の「C室」から時計回りに見ていきましょう!

最初に目に入るのは、仁平ケイ子による”チベット仏教の神秘世界”を描いた大作シリーズ全12点!鮮烈な”赤”が効果的に多用されています。

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さらに進むと満仲俊夫の迫力満点な仏像の世界〜全5点。木彫あり、ブロンズありと、まるで立体曼荼羅を垣間見るような不思議な気分に。

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正面の壁には村田京子の”おばあちゃんシリーズ”全7点が。中でもこちらの3点「老いの形」はジャコメッティの彫刻のようにストイックで私好みです。

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さらに進むと、環境破壊に対するメッセージを訴える作品を発表してきた大石展子代表の大作が5点。こちらは「共生」という作品で縦1.83x横3.64mもある超大作です。

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次に右手の「B室」に入ります。こちらは初参加の若手・八木奈津実の作品のうち最も大きい「富岳」(縦1.82x横5.46m)で、葛飾北斎の名作を手本にしてコロナ禍への風刺をユーモラスに表現したもの。ポップ調で大胆な発想のせいか大人気でした!!(サイン会とか握手会なんかやったら長蛇の列ができたかも?)

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B室正面には照沼恵子のライフワーク「バリ」の祭りや神秘的な森を描いた5部作。

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そしてこちらには、恥ずかしながら私の作品「OLDIES but GOODIES(我が心の軌跡)」シリーズ7点が!

多分5歳ぐらいの頃、ハイカラ好みの祖父に連れて行かれた映画館で初めて見た〜当時としては珍しいカラー映画が、後にあの肉体派女優・マリリン・モンロー主演の映画「帰らざる河」だということを知り、そんな奇異な思い出が引き金となってこのシリーズに繋がったもの。まるで〜”5歳児の魂、70代までも”?

幼少時はすごく貧乏で、スポーツは苦手だったし、何の取り柄もなかった私が、どうしてこんな”絵描きオヤジ”になっちゃったの?辛いことばかりだったけど、それでも昔は良かったかなあ〜?

同世代と思われるご婦人方からは「どれもこれもすごく懐かしいわ!」「あの頃にタイムスリップしたようなノスタルジックな気分になりました」な〜んて甘〜い感想を頂戴しました。中には当時大ヒットした和製ポップスの先駆け〜ザ・ピーナッツの「振り向かないで」を口ずさむ方も。

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私の隣には初参加・須賀好子の着物美人シリーズが!特に真ん中の群像「ひとやすみ」は画面からヒソヒソ会話が聞こえてきそうで良い感じですねえ。ファンクラブが作れそうなぐらいの千客万来でした!

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最後は櫻井敏幸による”土偶シリーズ”。「土偶漫才 なんでやねん」とか「姦し(かしまし)土偶」な〜んて愉快なタイトル付きでした。

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初日に茨城新聞社の取材があり、翌日早くも掲載された記事をご参考までに。

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私は今日は当番をお休みしてデスクワークに励んでいます。明日は搬出があるので出動しないと。高速道を使えば北茨城市まで1時間程度で着くのですが、半病人の身では自信がないので一般道を利用して2時間ちょっとですが、通勤ラッシュを覚悟しなければなりません。いずれにしても絵描きは体力勝負ですね。

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