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那珂湊に隠れキリシタン? [歴史・レトロ・旅行]

今日は午後から市文化会館で、こちらのユニークな劇を観てきました。テーマは「隠れキリシタンとひたちなか」。

私ゃ〜那珂湊の歴史は知り尽くしているつもりでしたが、江戸時代の那珂湊に”隠れキリシタン’がおられたなんて全く知りませんでした。しかもこんな隠れた歴史を掘り起こして壮大な演劇に仕立てるなんて、凄い〜の一言に尽きます。しかも入場無料とは太っ腹!!

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パンフに”那珂湊野外劇”と表記されているのは、那珂湊在住で高校教師だった磯﨑 満氏が発起人となり、私財を投じて立ち上げた初回(2018年)と第2回(2022年)までを「湊公園」などの野外ステージで開催したからなんです。

でも3回目となる今回は”ひたちなか市合併30周年”と猛暑対策を兼ねて、初めて屋内で開催することになったそうな。

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入場無料も手伝って?会場はほぼ満席でした。

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撮影は不可なので、パンフに掲載のあらすじをご覧あれ!

宗教の厳しい制限があるという世界の中で 国内でキリスト教が認められているテーマパーク その名は「那珂湊ランド」

経営難に陥ったテーマパークの再興のため 座長 金満 ザビエル フミエ の4人はある企画に一筋の希望を見出す

果たしてここに隠れキリシタンは本当にいたのか 彼らが今日まで守り続けてきたものとは

現在と過去 そして未来へ 虚構やギャグが入り混じり ほとばしる 動物的エネルギー

少女は歌い たたら場の民たちは踊る! 踊る! 踊る!

ひたちなか市合併30周年に相応しい渾身の力を込めてお届けする スペクタクルエンターテインメント!


1時間半ほどの劇が終わり出演者全員がステージに現れると、客席からは鳴り止まぬ拍手!拍手!拍手!

1階ロビーにも出演者たちが総出で登場し、退出するお客さんとの名残惜しそうな交流も。

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光栄にも宣教師?役の男性と挨拶&握手させて頂きました。

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【番外編】この物語の発端となった「隠れキリシタン」の痕跡が本当に那珂湊に残っているの?と疑問を持ち、パンフに折り込まれていた資料を読んでみたら、な・なんと〜我が家の菩提寺・光明寺境内にある六体の子安観音が、ベールを被った「マリア観音」と思われる〜との記述が載っているでは?!

実は私も前々から、不思議な石仏のことが気になっていたので、先日のお盆参りの際に撮影したこちらの写真(8/17付ブログ記事にも掲載あり)と見比べてみたら〜前後六体の横向き女性の石仏が、パンフの「マリア観音」とそっくりでは!?まさか〜こんな場面で気がつくなんて。

那珂湊に"隠れキリシタン"がいたというのは本当だったんだ!!今日の演劇を見に行ったお陰で、長年の謎が解けました。

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(注)下はパンフ表紙のマリア観音イラストを拡大したもの。上の写真の前列2体と後列4体の石仏と見比べてみて!

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